豊富な実績に基づいた最適な加熱システムを実現
当社の誘導加熱装置は1961年の発売開始以来、約半世紀にわたり、アルミニウム、銅・銅合金、鉄合金などの熱間加工のビレット加熱工程において、国内外に数多くの納入実績を積み重ねてきました。特に、押出用プレスと組み合わせて使用される、アルミビレット、銅ビレット用ヒータでは、世界でもトップクラスの実績を誇り、目的に応じた最適なシステムを提供することが出来ます。
誘導加熱装置の特長
豊富な経験に基づくシステムエンジニアリング
ビレットの材質、寸法、温度分布、処理量などの条件を満たす最適な加熱システムを提供。
高い耐久性で安定した性能を発揮
長年の経験、実績に基づく安全かつ堅牢な構造で、高頻度使用にも耐えることが可能。
コンパクトな本体
加熱コイル、ビレット搬入・排出プッシャー部、ストッパー部、測温部、ビレットリフター部、ビレット測長部などをユニット化しコンパクトな構成。
また、トランス、コンデンサ、開閉器などを本体に機能的に配置。
優れた操作性
タッチパネルを採用し、各種設定は遠隔でも容易。
独自構造の2層巻き省エネコイル
内側のコイルの高さを薄くし外側コイルによる誘導加熱電力ロスが減少。独自のコイルの冷却回路により大電力コイルも製作可能。
多彩な実績に基づく各種オプション
- ビレット自動測長装置
- コイル交換自動切替装置
- コイルタップ自動選択
- トランスタップ自動選択
標準特性表
アルミニウム加熱の場合(加熱温度450°C)
銅および銅合金(黄銅) 加熱の場合(加熱温度 銅900°C、黄銅800°C)
上記特性はビレット処理本数、搬送時間により変動します。実特性は処理本数、搬送時間から、低減係数K=(3600 −N・t )/3600 を乗じてください。
K:処理量低減係数
N:ビレット加熱本数(pcs/h)
t:ビレット搬送時間(sec)
主要構成機器とビレットの流れ
ビレットの流れ
加熱コイルを2台搭載し、作業効率が向上
電気供給の流れ
コイル加熱方式
電源電圧は6kV又は3kVの3相電源が使用される場合が多いので、3相式加熱コイルが一般的ですが、被加熱材料の特性や加熱温度条件によって単相式加熱コイルを採用致します。
3相、単相コイル加熱方式の比較
ビレット
加熱コイル
単相コイル式 省エネ形/3相式コイル式 省エネ形
単相コイル式 省エネ形
3相式コイル式 省エネ形
関連設備
アフターサービス
お客様が当社納入設備を安全・安心してお使いいただくためには、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。当社はシンフォニアテクノロジーのサービス会社として全国にサービス拠点を持ち、もしお客様で突発の設備停止が発生した場合でも、オンコール体制で安全・安心をお届け致します。